日本語教師に求められるものは日本文化力です

2017年3月2日

日本語教師になるには何を求められる?

日本語教師に求められるものは日本文化力です はコメントを受け付けていません。


言葉は文化です。日本語教師になりたいならば日本文化を説明できるだけの知識も求められます。もちろん歌舞伎に精通する必要はありませんが、歴史的な背景などを語れると、教える際に説得力が増すでしょう。

日本人が英語を理解できない理由

日本人が英語を中高合わせて六年間学んでいるのに身に着かない理由は何でしょうか。それは教える先生が英語圏の文化を理解していないからです。語学は、文法がわかれば簡単に習得できるほど甘くはないのです。
言い換えると、ただひたすら文法を暗記するだけでは、ぎこちない言葉になります。日本人の英語は古臭い、海外で多々指摘されることです。口語と文語の違い、どこまで崩せるのかなども、文化的背景を知らないと使い分けることができないようです。

日本語特有の表現を伝える

日本語には特有の表現があります。例えば英語で自分を主語にする代名詞はI(アイ)しかありません。しかし日本語では「わたし」「ぼく」「おれ」「あたし」さらには自分の名前を主語にすることもあります。
こうした言葉を状況に応じて使い分けることが求められます。例えば女性が「おれは」と言うと、文法的には正しくても文化的にはアウトです。もちろん男性もフォーマルな場では「わたし」とすべきです。これは日本文化を知らないと会得できません。

日本人独特の空気とは

日本人には独特の空気があります。それが読めないとKYなどと揶揄されます。では空気とは何か。海外からの留学生が戸惑う点として、日本人の婉曲な断り方があります。例えば「考えておきます」これは事実上否定の言葉です。
また「遊びに来てください」これを本気にしたら大変です。日本語を教える際には、こうした空気感も伝えましょう。恥をかかせない、お互いに気まずくならないためです。そんなワンポイントアドバイスこそが実戦で生きる語学力です。

日本文化力があればなれます

専門家ではない限り、日本文化のすべてに精通することは不可能です。とはいえ日本人の一般的な慣習などを説明できる能力があれば、日本語教師としてのレベルがアップするはずです。日々の行動を問う習慣をつけてみましょう。

関連する記事